キャンパスプログラムが生んだ開発者

今回は、弊社社員へのインタビューをお届けします。

彼女は弊社代表、有賀が2011年から力を入れているClarisのプログラム、
『キャンパスプログラム』(新規ウィンドウで開く) を経て開発者になりました。
学生時代に体験した生の声を、現在は開発者となった今、
「当時のことを振り返って思うこと」を話してもらいました。

『キャンパスプログラム』(新規ウィンドウで開く) をご検討されている方はもちろん、
開発者を目指している方、開発者を探している方など、
たくさんの方にご一読いただけばと思います。

きっかけ

DBP DBPowersに入社してどのくらいだっけ?

新人 2023年の7月に入社したので、ちょうど1年になります。

DBP うちに入社しようと思ったのはなんで?

新人 元々IT系の仕事に興味があり、そういう仕事をしてみたいという思いがありました。
ただ、なんの知識もなく、どのようにすればIT系の仕事に従事できるかなどなにもわかりませんでした。
そう考えている中で思い出したのが、大学時代に「キャンパスプログラム」でやったアプリ作成でした。
そこで当時授業に来ていただいていた有賀さんに相談しました。
お話を聞いていく中でこの仕事をしたいという思いが強くなり、入社を決めました。

「キャンパスプログラム」について

DBP 知らない人のために「キャンパスプログラム」について説明してもらおうかなぁ。

新人 「キャンパスプログラム」は
“学習者が自ら問題を見つけ、さらにそれを自ら解決する能力を身に付ける学習”
という文科省の指針に則る形でFileMakerを教材として、
プログラミング的な思考やアプリ開発の考え方ができる人材を育成する教育機関向けの支援プログラムです。

DBP 「キャンパスプログラム」に参加しようと思ったきっかけは?

新人 通っていた大学で「キャンパスプログラム」の授業がありました。
授業内容の説明にアプリ開発ができるとあり、面白そうだなぁと思い大学2年生の後期に参加しました。

DBP 実際の「キャンパスプログラム」はどんなものだった?

新人 一般的な授業と同じ、週1回90分で半年間で15回の授業を受けました。
その中でFileMakerの使い方やデータベースを学んで、スマートフォン用のアプリを作っていきました。
作ったのは時間割を管理するアプリで、最後は学生1人ひとりが成果発表を行いました。

新人 大学には授業とは別にFileMakerを使って活動する「サークル」もありました。
また大学には、Teaching Assistant(TA) / Student Assistant(SA)として、
先にこのプログラムを受けていた先輩方が授業をサポートしてくれる仕組みがあります。
私が受けた授業に来てくれていた先輩達は、さっきのサークルにも所属していました。
その先輩の誘いもあり、自分もサークルに入りました。
そこで授業中の開発でわからないところをサポートしてもらいました。

DBP えっと、今更なんですが、サークルってなに?
わからないので教えてください^^;

新人 サークルは空き時間や授業終わりなどに集まって自主的に活動するものです。
活動内容としては、授業とは違って「自分たちで作りたいアプリ」を自由に作っていました。
大学祭のスケジュール確認ができるアプリの作成や、初心者に向けた使い方の解説動画を作って、YouTubeにアップしたりもしていました。

DBP それはサークル活動する時間だけでなく、他の時間も使ってたの?

新人 サークル活動としては、週1回の昼休みに集まり活動をしていました。
授業で出された課題の締切が近い時は、空き時間などに部室に集まって、開発を進めることもありました。

DBP 先輩の存在はどうでしたか?

新人 有賀さんが来るのが週1回なので、先輩から教わる機会はとても多かったです。
開発についてわからないところをサポートしてくれたり、お互いわからないところは一緒に悩んでくれたりとても優しい先輩でした。

新人 有賀さんが担当する授業がなくなり、サークルに入ってもらうきっかけ作りが難しくなり、後輩が入りませんでした。
私の代でサークルが終わってしまったのが悔やまれます。
後輩が入っていたらもっと楽しいサークルになっていたと思います。

DBP それは残念なことでしたね。

DBP 「キャンパスプログラム」に参加してみてどうでした?
最初から開発者になろうと思って入ったの?

新人 自分でアプリを作るという発想が全くなかったので、とても新鮮な経験でした。
新卒時は開発を仕事にしようという発想はなく、全く別に会社に就職しました。
ですが、時間が経つにつれとても貴重な経験だったと思うようになりました。
当時は会社での実績管理をするためにFileMakerで簡単なシステムを作ってみようと思ったり、少しだけFileMakerには触れていました。
そういった経験から、より高度な開発にも興味が出て、転職しようと思いました。

開発会社での経験

DBP うちに入社して、どんな仕事ができるって期待してました?

新人 あまり業務に対してイメージはできていなかったのですが、システムの開発がやりたかったのでそれができれば良いかなくらいに思っていました。

DBP 実際仕事をしてみて、期待と異なることはありましたか?

新人 開発以外の業務も多々ありました。
家やオフィスで作業することが多いかと思っていましたが、イベントに参加したり、ワークショップを行ったりと外に出る機会も多かったです。
期待とは異なりましたが、どれも期待以上に楽しい仕事でした。

DBP それはよかった!

DBP 今、開発以外にどのような業務を担っていますか?

新人 イベントへ参加しそこで発表を行なったり、ワークショップ開催の手伝いをしています。
最近ではキャンパスプログラムの補助役として同行させてもらったりもしています。

DBP キャンパスプログラムの先輩として活躍してますね!

DBP 入社前に、迷いや不安に思うことはあった?

新人 クライアント向けの開発を行うに当たって自分にできるのかという不安はありました。
あとは給料や福利厚生も少し…

DBP 迷いや不安はどのように解消しました?

新人 開発については先輩がどのようにサポートしてくれるかなどを詳しく教えてもらえました。
給料や福利厚生についてはよく話し合い、何かあれば都度言って欲しいと仰ってくれたので、不安は解消していきました。

DBP 入社後、不安に思うことはありました?

新人 開発の内容を勉強していく中で、できるようになっていくのかが不安でした。
できることが増えてきてその不安も和らいできています。
ただ、今でも先輩社員の方々の高度なシステムを見ると不安になることはあります。(笑)

DBP 開発を担当したのは入社後どれくらい経ってからですか?

新人 入社して半年で自分で開発を担当させてもらいました。

DBP 入社してから実際に開発を担当するまでの間にスキルアップはしてた?

新人 Clarisが開発会社向けに提供している研修に会社から参加させてもらったり、
無料で公開されているClarisの教材で勉強させてもらいました。
教材には初級、中級、運用管理(現在は基礎編・実践編・運用管理編)の3つがあり、初級編から順番に学習していきました。
入社してすぐは毎日オンラインで先輩に教材でわからなかったところなどを教えてもらっていました。
お客様とのミーティングにも同席させてもらい、どのように業務を進めているかを実際に見せてもらいました。

DBP 開発者として担当した仕事をざっくりお話ししてもらおうかな。
その開発ではどんな役割を担当したかも教えてください。

新人 社員管理システムのご依頼をいただき、必要な機能やどのような画面構成にするかなどのヒアリングから自分で行いました。

DBP 「キャンパスプログラム」で学習したときと比べ、自身が感じた違いなどあれば教えてください。

新人 キャンパスプログラムでやった内容と比べるとレベチ(段違いにレベルが異なること)でした!!
大学時代にやっていた使い方はFileMakerの一部にも満たない内容だったんだなと思いました。
当時は主に自分が使うことを想定して作っていたので、エラーが出た際の処理なども深く考えていませんでした。
それがお客様向けのものとなると、いろいろなシーンを想定して、処理を組んでいかないといけないので
そこに当時やっていたこととの違いを感じました。

DBP レベチ! 率直な感想っぽくっていいですね。
私も開発会社に就職したばかりの頃、あまりのキツさに倒れるほどの衝撃を受けました。(笑)
他者が使うことを想定して作るのと、自分用に作るのでは確かに違いがありますよね。

DBP 今の業務の中で、やりがいを感じること、難しいと感じることはある?

新人 システムを作っていく中で、思った通りの動きをしないことが多々あります。
何度も修正を重ねて、上手く動いてくれるととても達成感を感じます。
あと、実際に自分の作ったシステムを利用してもらっている場面を見ると
「作って良かったな」と思い、やりがいを感じます。

DBP インタビューに答えてくれてありがとうございました。
システムを作る達成感ややりがいをもっともっと体感してください!
これからも一緒にがんばりましょう。


「キャンパスプログラム」についてもっと知るには

今回は「キャンパスプログラム」を経て開発者になった社員のインタビューを掲載させていただきました。
いかがでしたでしょう。 どんなプログラムでどんな内容だったのか、今の仕事に役立っているのかなど、お伝えできましたでしょうか。
「キャンパスプログラム」はこれからを担う方々にとって「何らかの学び」になると思います。

「キャンパスプログラム」の効果については、
2024年7月9日〜10日、大阪国際会議場で開催される「Claris Road Show 2024 OSAKA」(新規ウィンドウで開く) のひと枠で
パネルディスカッション(新規ウィンドウで開く) を行います。
ご興味のある方はぜひ、ご参加ください。
(参加費無料。事前登録が必要です。事前登録はこちら(新規ウィンドウで開く) から)

弊社代表の有賀、今回のインタビュー対象の社員も現地会場に参ります。
教育現場に生かしてみたいとお考えの方、今回のコラムでご興味をお持ちになった方、
皆様、ぜひ「Claris Road Show 2024 OSAKA」にお越しいただき、DBPowersのブースにお立ち寄りください。